Vol.230共に育つ学級づくり

 私が学級経営で心掛けていることは、「互いの良さを認め、助け合い、高め合える学級」であることです。子供の個性を大切にしつつ、「学級」という集団で生活しているからこそ友達と関わり合いながら個々の良さを伸ばしていける学級をつくりたいと思い、日々教育活動を行っています。今回は、私が学級経営において大切にしていることを二つ紹介します。

①自己肯定感を高める
 自分も他人も大切にし、いきいきと学びに向かう児童を育てるには、子供たちの自己肯定感を高めることが大切です。自己肯定感を高めるために私が心掛けていることは、「言葉にして褒める」ことです。当たり前のようですが、私たち教師は、子供たちにもっと良くなって欲しいと思って、つい良くなかったところ、直してほしいところばかりを指摘しがちです。だからこそ、良かったことはすぐに「いいね」「さすがだね」など声に出して褒めるようにしています。ノートへのコメントも良かった考えや共感したことを中心に書くよう意識しています。
 また、子供たち同士も、互いの良さに気付くことができるよう教師がはたらきかけることも大切です。例えば、「今日のキラリさん」や「ほめ言葉シャワー」といった友達の良かったところ探しをする活動を継続的に行っています。活動には教師も積極的に参加して、子供たちが互いの良さを認め合ったり、自分の良さに気付いたりすることができるようにしています。

➁協働的な学びの場をつくる
 協働的な学びの場を意図的につくり、子供たち同士が関わる機会を増やすようにしています。教師が学級の中心に立ち、子供たちを常にリードしていくだけでは子供たち同士の関係は深まりません。時にはぐっとこらえて、子供たちにゆだねることも大切です。その時に教師は、子供たちが協働的に学ぶことによって自分の考えが深まったり「できた」を実感できたりする課題であるか十分吟味したり、学級・学年の様々な子と関われるようグルーピングを工夫して活動させたりすることが大切です。このような活動を通して子供たちは、友達の個性や良さを新たに発見し、共に学ぶ楽しさや喜びを実感できるようになります。子供たちの良い関係ができてくると、自然と助け合える学級へとつながっていきます。

 以上のように学級経営の充実を目指していますが、これらの指導をより効果的にするためには、今その子はどのような状況なのか固定観念に囚われずしっかりと見取り、目の前にいる子供たちの話に丁寧に耳を傾けることです。そして何より魅力的な人間でいようと、教師自身が常に学ぶ姿勢をもつことが重要です。これからも子供たちと共に育つ学級づくりを目指していきたいです。

東京都文京区立本郷小学校
我妻夢子
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