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Vol.067思い出のつまったプレゼントをあげよう③6年生に感謝の気持ちを込めて

67_pic_01  「6年生のお兄さん、お姉さん、たくさん遊んでくれてありがとう」。昨年度、担任した3年生の子どもたちは、6年生に対してこのような強い想いをもっていました。そこで、「6年生を送る会」で「感謝の気持ちを伝えたい」という願いの基、どのように6年生を送るかについて話し合いました。

 まず、1年間3年生を担当してくれた6人の6年生に感謝の気持ちを、45分間でどのように伝えるかについて話し合いました。ある子が「いつも私たちが楽しむことができるようにふれあい遊び(毎週金曜日の縦割り活動)を考えてくれたから、私たちの考えた遊びで楽しんでほしい」と言うと、多くの子どもたちがその意見に賛同しました。そして、「思い出バスケット」という遊びをすることになりました。「フルーツバスケット」の要領で「○○さんと鬼ごっこをしたことがある人?」などと、鬼が思い出にかかわることを言って、該当する子は、他の椅子に移動するという遊びです。また、「お手紙を1人1人に書いて感謝の気持ちを伝えたい」という意見もあり、お手紙を用意することになりました。

 当日、6年生の子どもたちは笑顔と涙であふれていました。子どもたちが考えた遊びでは、1年間を振り返りながら、とても楽しそうに遊んでいました。その後、1人1人に感謝の言葉を添え、お手紙を渡していきました。最後の6年生の話では、笑顔で1年間の感謝の気持ちを語る子、涙ながら1年間の思い出を語る子など、それぞれの言葉に3年生の子どもたちの中にも涙を流す子もいました。後日、6年生担任の先生から「教室に帰ってきてから、手紙を読み、涙を流す子もいたよ。ありがとう」という言葉をもらいました。

 私は、3年生の子どもたちが、目的をもって「6年生を送る会」を企画、運営し、6年生に感謝の気持ちを伝えることができたことを嬉しく思っています。そして、何より6年生の感動している姿を見て、1年間長良東小学校を支えてくれた6年生に感謝の気持ちを伝えることが6年生にとっては充実感、達成感を味わうことができるし、3年生にとってはこれから上級生になっていく心構えをもつ契機となったと感じています。

岐阜県岐阜市立長良東小学校教諭
有我美輝
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