砂漠を抜けた先で、我々はヨーロッパの湿原へとたどり着いた。静かな水辺を進んでいると、体長1メートルを超える幻獣「ツキミガメ」が姿を現した。
甲羅を持たない彼らは、満月の夜に一度に十数個の卵を産卵し、孵化するまで自分の背中の上で守り続ける。卵は月光を浴びることで徐々に成長し、目口がはっきりと見えるようになった次の満月の夜、孵化するという。そうして卵が孵化した後も、親は他の生物の卵や木の実、丸い石など、身の回りの「丸いもの」を背中に集めて暮らすというから面白い。
少し肌寒くなってきたが、我々は次なる探検地を目指し進んでいく。