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Vol.073AIと教育①人工知能(AI)社会の生きる力とは

73_pic_01  最近、「人工知能(AI)」という言葉をよく聞きます。AIとのチェスや将棋の対決や、AIによるレシピ考案などのニュースを見たり聞いたりしたことがある人も多いのではないでしょうか。インターネットの検索エンジンやスマートフォンの音声応答、家電への応用など、身近なところにも活用されるようになってきました。

 株式会社野村総合研究所とマイケル A. オズボーン准教授(イギリス、オックスフォード大学)らの研究によると、今後10〜20年の間に日本の労働人口の約49%が就いている職業において、AIやロボット等で代替できる可能性が高いことが推計されました。特別の知識・スキルが求められない職業やデータ分析はAI等で代替できる可能性が高く、創造性や協調性が必要な職業はAI等での代替は難しい傾向があることも報告されています。

 情報化やコンピュータ技術がますます発展し、AIの活用が進む中で、私たちの働き方は大きく変わってくるでしょう。このような変化が大きい社会の中で、私たちはどのような準備をしたらよいのでしょうか。子どもたちが未来に向う準備を整えていくためには、教育の現場ではどのようなことが求められてくるのでしょうか。そろそろ、新しい時代に向けた準備を始める時期にきているのかもしれません。

 東京学芸大学では2016年10月より、リクルートマーケティングパートナーズが運営するリクルート次世代教育研究院と共同研究を始めました。この研究会、EDUAI(AI×教育プロジェクト)には、東京学芸大学にある総合教育科学、人文社会科学、自然科学、芸術・スポーツ科学の4つの学系の様々な専門分野の先生が参加しています。多様な分野の視点から、AI時代における子どもたちとって必要な能力「生きる力」とは何か、それにはどのような学びが必要かについて研究しています。また、教員養成大学として、次世代を担う子どもたちに寄り添う教員とは、についても考えています。その取り組みの一環として、下記のとおり「人工知能(AI)社会における『生きる力』とは何か?」というテーマでシンポジウムを開催いたします。これまでの議論されたことを「提言」として発表し、議論を一層深めたいと考えています。ぜひご来場ください。

【シンポジウム概要】
テーマ:「人工知能(AI)社会における『生きる力』とは何か?」
日時:2017年5月14日(日)13:00〜16:00 (開場12:30〜)
場所:学術総合センター内一橋講堂
※入場料無料、下記のページより事前申込をお願い致します。
http://eduai.jp/

東京学芸大学講師
萬羽郁子
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