Vol.020潜入!理科教員高度支援センター①理科が苦手な先生のために

2015.10
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理科教育高度支援センターとは
 理科教員高度支援センターは、理科を指導する教員を支援する目的で東京学芸大学内に設置されました。現職教員に向けて研修を実施していて、実験・観察指導に必要な基礎知識と技能の獲得を目的とした基礎研修と、先端科学技術や自然環境などの現代的なテーマを理解し、それを児童・生徒に分かりやすく伝える教育力の育成を目的とした専門研修の両方を行っています。それと同時に、これからの日本の理科教育とそれに携わる教員のキャリア・デベロップメントについての研究も実施しています。

多様な理科教育に関する研修を実施
 短いものでは、半日~1日の研究があります。平日の午後や、土日、夏休み期間に実施されています。主な会場としては、東京学芸大学のキャンパス内ですが、フィールドに出ての研修も実施されています。それ以外にも、3日~1週間程度の長期研修や、センターの講師が出張する出張研修なども実施しています。長期研修では、普段なかなか触れることの出来ない最先端科学に接したり、個人では出来ない大がかりな実験を実施しています。飛行機を飛ばした無重力実験なども実施しています!

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理科嫌いや理科離れ
理科嫌いや理科離れという言葉が使われはじめ、その現状を打破する為にいろいろな科学イベントや出前授業などの動きが展開されています。そのような活動の一方で、教員自身の理科嫌いも上げられています。特に、実験に対する苦手意識が小学校教員においては多くみられ、その状況も改善する必要が発生していました。このセンターで実施されているプログラムのコアは、教員養成過程で理科を専攻していなかった小学校教員を対象とした現職教員研修と、その受講者を追調査し、現場で困難に感じている理科授業を元に作成をされています。
理科教員高度支援センター
(http://www.u-gakugei.ac.jp/~ascest/index.html)
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