Vol.122全校朝会の話②
~子どもに響く 教職員に響く校長講話~

 全校朝会では、509人一人ひとりの心に響くよう話し方等を工夫しています。

【講話のポイント】
  1. 飽きずに聞けるよう話は短く。2~3分。
  2. 原稿は800字程度。はじめーなかー終わりで作成する。
  3. はじめの部分で直近の子どもの頑張りを紹介する。
  4. なかの部分は前向きになれるテーマを設定する。「本気の挑戦」「想像力を働かせる」
  5. 終わりの部分では、自分事として振り返らせるようにまとめる。
  6. 言葉を精選する。(音の響き、美しさ)
  7. 話すときは、センテンスごとに視線を変え、一人ひとりの顔を見て、ゆっくり話す。
  8. 好きな詩を紹介する。
    金子みすゞ「こだまでしょうか」
    まど・みちお「朝がくると」

しかし、何より季節やイベントに応じたタイミングを逃さないテーマ選びを重視しています。例えば、読書週間で子どもがお薦め本を発表する機会があれば校長自らも紹介する。運動会が縦割りから学級対抗に変更されたときには「今こそ学級の団結力が必要だ」と奮起させる。スポーツ表彰のあとには等身大のモデルを紹介して夢の実現と学校生活の両立(自律)について諭す等です。
 講話を教職員がどのように受け止めたかも重要です。「今日のまとめ、よかったです。」と声をかけられたり、「修学旅行の計画を変更したけれど、様々な体験ができたと改めて気付きました。」「感動が蘇ってきました。」と学校行事の振り返りができたと話しかけられたりしたとき、自らの思いが届いたことを実感します。校長の思いが届けば、少し難しい話は児童の実態や発達に応じて、学級担任が教室でフォローしてくれます。

【なかの部分】
 先日、修学旅行で、阪神・淡路大震災で被災された語り部の方にお話を伺いました。当時の様子は、今のコロナ禍と重なるとおっしゃっていました。震災で大切な命、仕事、団らん、美しい街並み、電気、交通網と失われたものはたくさんあるけれど、その代わりに人のやさしさや仲間との絆、助け合いの大切さを強く感じたとおっしゃっていました。
 
【終わりの部分】
 学校生活では助け合いが欠かせません。
 学校の1日は、朝の健康観察にペア・グループ学習、係活動、給食当番、清掃活動と続いていきます。まさに協力と助け合いの繰り返しです。コロナもいまだ収束をせず不安もありますが、みんなで助け合って、明るく元気に過ごしましょう。

難しい言葉は
担任が教室でフォロー

子どもの成長のためにひたむきに努力する教職員が、自信をもって日々の教育活動を進めてくれることを期待し、校長として熱い思いを発信し続けたいと思います。

奈良県王寺町立王寺小学校長
水谷 雅美
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