新年度が始まり、およそ2週間が過ぎました。
ピッカピカのランドセルの1年生も、学校生活に慣れてきたのではないでしょうか。先生方は、さまざまな行事と授業づくりに追われる、多忙な日々を過ごしていることと思います。こんなときこそ、学校図書館の出番です。
学校図書館は、
〇授業に役立つ豊富な資料
〇授業づくりをサポートする司書教諭や学校司書
(※学校司書の配置は地域によって違っています)
が、授業づくりを応援してくれます。学校図書館は「学習・情報センター」、「読書センター」として、児童生徒の学習活動や教員の授業づくりをサポートする役割をもっています。
まずは学校図書館をのぞいてください。自分の目で資料の数々を確かめてください。そして司書教諭や学校司書に相談してください。
次は、子どもたちと図書館に行き、学校図書館のオリエンテーションを実施しましょう。1年生だけでなく、それぞれの学年で毎年実施します。学年に応じた図書館資料の活用法を、確実に身に付けさせたいからです。学校司書や司書教諭とのティーム・ティーチングが理想です。
図書館のどこにどんな本があるのか、借り方や返し方などを子どもたちとともに教員としてもしっかり身に付けたいものです。
図書館の本は、一般的には「日本十進分類法」によって分類されて配架されています。0類(総記)~9類(文学)という分類で、この分類については低学年のうちから学習するようになっています。ほとんどの公共図書館もこの分類法で配架されていますので、学校図書館でこの分類による本の探し方を身に付けると、公共図書館でも本が探せるようになります。
また学校図書館のきまりを知ることは、公共の場でのマナーやエチケットを体得することにつながります。きまりはしっかり守らせたいものです。
日本全国津々浦々、学校図書館の無い学校はありません。学校図書館を活用して、授業づくりを楽しんでください。