Vol.118みんなで取り組む生活指導②
生活指導の実践例

 前号では「生活指導のポイント」をまとめました。今号では本校での実践例を紹介することで、読んでいる先生方の生活指導のヒントになればと思います。

〇玄関から整えましょう
 「はきものをそろえる」という詩を用いた、下駄箱の整理に関する実践です。下駄箱の上にその詩を掲示し、かかとと下駄箱のふちをそろえるという、かなり前からある有名な取り組みです。玄関は学校に来る多くの方が見る「学校の顔」であること、その方々の中にはみんながお世話になっている人が多いことを伝え、下駄箱をきれいに使う意味を伝え、取り組んでいきます。習慣化されると見事に整い、下駄箱を使用する子どもたちの空気も整ってきます。

〇子どもに具体的なイメージをもたせましょう
 曖昧な指示や指導は、子どもたちも教師もストレスを抱える原因となります。子どもたちがどのように動けばいいのか、具体的なイメージをもたせたいものです。例えば、掃除ロッカーの中の掃除用具を「きれいにしまいましょう」ではなく、「このようにしまいましょう」という写真を貼るだけで、どのような使い方をすればいいのか分かります。

〇ユーモアを交えた指導も効果的です
 生活指導というと、とかく厳しいイメージがあります。生活指導で共通認識したこと、特に命に関わることは譲れない一線として厳しく指導していくのが、子どもの安全、命を預かる教師としては大切なことです。それ以外に「よりよい生活習慣」を身に付けていくための指導には、多少のユーモアを交えてもいいでしょう。本校の教員が考えた掲示物です。

子どもたちに近い感覚…語弊を恐れずに言えば若手の先生方が取り組むと、中々面白いものができます。子どもたちにも人気のコーナーになり、学級での生活指導の際に話題にもできます。

〇子どもたちも巻き込みましょう
 多くの学校で委員会活動とリンクさせて生活指導を行っている実践を見ます。あいさつ運動や廊下の歩行注意喚起なども一例として挙げられます。「よりよい学校生活を送る」には、子どもたちを中心に置いて考えます。本校では6年生が中心となり「ハロープロジェクト」という名のもと、挨拶の大切さを伝えています。各クラスに担当の6年生がいて、毎週6年生からのクラスごとの振り返りがあります。学校全体の雰囲気を作っていくのは全員が当事者という意識をもてるといいですね。

千代田区立富士見小学校
指導教諭 岩崎泰久
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