いよいよ、子どもたちが待ちに待った夏休みがやってきます。「思いっきり水遊びがしたい」「のんびり読書をしたい」など、あれもこれもとやってみたいことが次々浮かんでくるのが今頃です。その気持ちをうまくとらえて、やってみたいことのひとつに自由研究を加えさせたいものです。
それには、日常生活の様々な場面に「なぜ?」という疑問をもち、「調べてみよう!」と自ら課題解決に取り組む心を育むような学びが必要です。初めの一歩としては、教員からの子どもたちの「なぜ?」を掘り起こす働きかけが大切です。アクティブ・ラーニングに求められているものと同じです。
今、アクティブ・ラーニングをテーマとする図書が相次いで出版されていますが、その内容は疑問の掘り起こし、解決のための情報収集の方法・整理などで、自由研究のテーマの見つけ方や調べ方、まとめ方の参考になります。
自由研究のヒントになる本を紹介します。
長い休みは、本で調べたり観察したり、あるいは現地に出かけて行ってインタビューをしたりと、様々な方法や切り口で情報を収集できます。また休みの後半には、集めた情報を整理してパンフレットを作成したり、パワーポイントにしたりと、発信に向けての作業時間の確保もできるでしょう。
“夏休みだからこそできる自由研究をやってみよう”と、熱く語りかけてみませんか!
東京学芸大学デジ読評価プロジェクト特命教授
對崎奈美子
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