みなさんが何かに悩んだときは自分で解決しますか? それとも誰かに相談するでしょうか。私は今でも何か大きな悩みを抱えたときには母校である小田原高校の恩師に相談しています。教職大学院を受験するか悩んでいたときにもその恩師に相談し、背中を押してもらいました。教師となった今でも悩んだ時には教え導いてくれる「教師」がいることはとても幸せなことです。私も教え子にとってそんな教師でありたいです。
そんな恩師は現在小田原市の市議会議員として奮闘しています。ある日突然恩師から「担当しているFMおだわらの『MORNING GARDEN』という番組の『おだわら日和』というコーナーの中で教職大学院での学びと小学校教師について語って欲しい」との連絡があり、ラジオに出演することが決まりました。元々ラジオを聴くのも話をするのも大好きなので、快諾でした。
生放送だったため、出演当日はラジオパーソナリティの方と軽く打ち合わせをした後に、すぐ本番でした。収録内容は以下の通りです。出演に至った経緯は先の通りで、高校時代の恩師との思い出は、軽音楽部の顧問である恩師と一緒にバンドを組み、演奏した思い出などを話しました。その時に演奏した曲を番組内でオンエアしていただきました。
ラジオ収録内容
- ラジオ出演に至った経緯
- 恩師との思い出
- 小学校教師を目指した理由
- 子どもたちとの思い出
- 教職大学院を目指した理由
- 教職大学院での学び
私が教師を目指した理由については、大好きな音楽と関わっていたかったことや、教えるのが好きなこと、おいしかった給食の味が忘れられず、また皆で食べたかったことなどを話しました。話しているうちに、初心に帰り、教師に憧れていたフレッシュな気持ちを思い出すことができました。
子どもたちとの思い出については、主に運動会での表現の振り付けを担当したことや、軽音楽部での経験を活かしてクラスの子どもたちと共にバンドを組んだことなどを話し、その時の思い出の曲もオンエアしていただきました。語っているうちに早く子どもたちに会いたくなりました。
教職大学院を目指した理由については、幅広い視野を持って教育について改めて考えていきたかったことを話しました。
大学院での学びについては、全国各地から集まった校種、年齢、経歴が異なる現職教員、教師を目指す学卒院生たちと共に学ぶ中で、教育に対して多面的に考えられるようになったことなどを話しました。
以上のような内容で放送が進んだため、私にとって、教師人生を振り返るきっかけとなったと同時に、これからの教育活動についてしっかりと考え直す良い機会になったと感じています。放送後には、定年退職された先輩教員や、教授、大学院の仲間たちから励ましと激励のお言葉をいただき、より一層教師として子どもたちのために尽力したいという気持ちが強くなりました。何事も教師人生の糧になるのだと実感した素敵な経験となりました。
相模原市立宮上小学校
宮村優紀