これは僕のモットーです。子供たちに「成長しよう!」と言っているのに、僕ら教員が成長しようとしないのは横暴です。僕らが成長すれば、それは授業改善につながり、授業改善されれば、子供の成長につながると考えています。
僕らが成長する機会はたくさんあります。子供から学ぶ毎日の学校生活や授業。また、何気ないプライベートの時間の中から学ぶことも多いでしょう。つまり、自分が学びだと思えば、どんな世界でも学びになるのではないかと考えると毎日が充実してきます。そんな中で、僕が大事にしている学びの場の1つに研究会があります。
これまでの教員人生でたくさんの研究会に参加してきました。20代の頃、ある先輩の姿に憧れ、東京都小学校体育研究会(小体研)に入りました。小体研に入ってからは、参加する研究会が一気に増えていきました。その中の1つに、憧れの先輩から誘われ、民間研の「東京動きづくり研究会」に参加するようになり、現在事務局を務めています。
「東京動きづくり研究会」は、元東京都小学校体育研究会会長の奈尾力先生と山梨大学教授の中村和彦先生を中心に、「子供たちの基本的な動きが習得されず、体力が低下している現状」を何とかしたいという思いをもち、子供たちが遊びを通して動きを習得し、全人的に成長してほしいと願った仲間が集まっている民間研です。子供の成長を願う仲間が集まった会ですから、会のメンバーの職種は大学の先生方、小学校の教員、幼保の先生方、企業など様々です。そのため、研究会では、それぞれの立場から取り組んでいることを紹介してもらうようにしています。前回の会では、東京学芸大学鈴木聡研究室提案のデコスポ、アップ研(これまた民間研)からの遊びのアレンジの仕方、東京都の指導教諭から授業で大事にしていることの報告がありました。それぞれの実践や研究内容を報告し、さらによりよいものにブラッシュアップしていくことをねらっています。会の最後には、中村和彦先生からは、毎回ご講演をいただいており、「子供のために!」という原点に帰ることができます。
「東京動きづくり研究会」は、「すぐに使えることを知りたい!」という方から、「子供のためにできることは?」と考えている方まで、多くの人のニーズに合うだけでなく、自分と違うフィールドで活躍している方に出会える素敵な研究会です。子供たちのために、一緒に学び、一緒に成長していきませんか?僕は、これからも成長していきたいと考えています。