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Vol.053子どもの眼が輝く!体育授業におけるアクティブ・ラーニング①
主体的・対話的で深い学びに向けた体育授業とは

1 主体的・対話的で深い学びに向けた体育科の授業改善(アクティブ・ラーニング)
  アクティブ・ラーニングは主体的・対話的で、深い学びの実現に向けた授業改善の視点です。私は、体育授業におけるアクティブ・ラーニングは特別に新しい取り組みをスタートするのではなく、「子どもにとっての良い体育授業」をもとめてもう一度大切なことを見つめ直し、整理した上で意図的・計画的に実践をすることが重要であると考えています。私が考える子どもにとっての良い体育授業とは、子どもの眼が輝く、やってみたい!解決してできた!わかった!かかわってできた!=できる、わかる、かかわる体育授業です。では、そのような授業を展開するためには、どのようなことを整理しておくべきなのでしょうか。

2 主体的・対話的で深い学びに向けた体育授業づくりのための3つのポイント
  私は次の3つのポイントを整理し、関連させながら体育授業づくりをしています。

 まず、最初のポイントは、子どもが課題解決にむけて粘り強く取り組み、できるようになることです。そのために、子どもが取り組んでみたいと思える教材を設定し、その中の技やプレーなどの課題に子どもが自発的に取り組み、考察を加えながら振り返る時間をとったり、課題を修正して新しい課題設定を行ったりして、粘り強く取り組みながらできるようになる工夫をしています。

 次のポイントは、課題解決に向けて対話等を通して仲間と豊かに関わりながら新しい発見をして、自己の思考を広げることです。運動は、他者(友達)に見てもらって初めて分かることがあります。「○○さんに教えてもらってできた、分かった。」「○○くんと協力しながらできるようになった。」など、仲間とともにできるようになるための学び合いの場を明確に設定しています。

 最後のポイントは、自分やチームの課題解決に向けて試行錯誤(トライ&エラー)を繰り返しながら、より良く解決することが保障されることです。単元を通して学ばせたい学習内容に向かって1時間もしくは単元全体で「もっと良い解決方法はないか」と、子どもがペアの単位から集団(チーム)に広げられるような話し合いなど、「思考をより深める」ことが保障されるようにしています

 次回は、1年生のリレー遊びの実践を具体的に示しながら、アクティブ・ラーニングのポイントについて記します。

東京学芸大学附属大泉小学校教諭
松井 直樹
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