CREDUON

Vol.011生徒理解につとめた日々

 私は、非常勤勤務として講師を約5年間務めました。非常勤講師は、授業時間の間しか生徒と関わることができず、会話する時間を多く持つことができなかったため、生徒理解に苦労したことを覚えています。

 私は何とか授業以外に生徒と触れ合う時間を取ることができないか、模索しました。授業時間の5分前に教室に出向き、挨拶や会話を積極的に行い、生徒の日々の変化に注視しました。このクラス、この生徒達にはどのような指導を行うと更に良い授業になるのだろうかと、考える毎日でした。また、講師としての時期は、教科の学習指導について多くの時間を割いた時期でもあったと思います。様々な学校に勤務させていただいこともあり、学校や生徒のレベルに応じてどのようにすればわかりやすく教えることができるのか、発問や板書の方法はこれで合っているのか等、帰宅後に毎時間確認していました。また、先輩教員や副校長先生にもアドバイスをいただいたこともありました。

 部活動の外部指導員としても、土曜日や日曜日を含め参加させていただいたこともあります。生徒は普段の授業姿とは異なり、部活動に真剣に取り組んでいる姿もあれば、友人と無邪気にはしゃいでいる姿もありました。いつもとは違った一面を見れ、生徒を更に知る良い機会となりました。正規採用となった今でも私は部活動の顧問として参加し、生徒の多様な面を見ることができています。

 現在、魅力溢れる東京都の教員として勤務し、学習指導のみならず、保護者や地域との関わり方、担任もしくは分掌(現在は教務部)としてどのように学校に貢献するのか模索する日々です。講師としての時期で学んだ学習指導や生徒理解を生かし、現在の勤務校で生徒と楽しい日々を過ごしていきたいと思います。

東京都立高等学校情報科教諭
時田賢
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